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『本は、これから/池澤夏樹編』 [(そして絵も)]

音楽を中心に書こうと思ったこのブログに、即本のことも付け加えましたが、
最近全然本の話題がありません。
それは、読んでないのではなく、
読んだ本の記事を書く前に、また読み終え……ということが続き、
書こうと思った本が積んだままとなってしまいました。
せめて読んだ本のタイトルだけでも書いてお茶を濁そうかとも思いましたが、
あまりに芸がないので、それは即却下。
そんな中、最近読んだ『本は、これから』がなかなかにおもしろかったので、
せめてこれだけは記そうとPCを立ち上げました。

もともとこの本を読もうと思ったわけではなく、
内田樹さんで検索していたら、この本がひっかかり、
それで買った次第です。

つまり、今内田樹さんにはまっています。
以前、『下流志向』や『私家版・ユダヤ文化論』などを読んでおもしろいと思っていました。
ただ、本屋ではばをきかせている本には近寄らない主義なので、遠ざかっていたのです。
それが、たまたま『日本辺境論』を読んでしまい、つい『街場のメディア論』を手にとってしまったのがきっかけで、
堰が切れたように読み始めたのです。

同じ作家の本を続けて読むと、自分の考え方も影響されて考え方が偏るので、避けたいと思っていたのですが、
まあいいや、と。
いっそのこと、全部読んじゃえ、と。

で、『本は、これから』中の内田さんの「電子書籍はどこを読んでいるかわからない」というのは大いに納得。
もともと、紙の本か電子書籍かで、「誰ひとり〝書棚の意味〟について言及しない」(『街場のメディア論』)ということを読んだとき、これだ!!と快哉を叫んだものです。

このことについては、また書いていきたいので、後日。
(書けるといいなぁ)

ところで、『本は、これから』を読んで、幸福書房なんて本屋さんがあるんだと知り、今度東京に行くことがあったら是非のぞいてみたい!!と思いました。
一箱古本市とか追放本とか、なかなかに興味深かったです。

本は、これから (岩波新書)

本は、これから (岩波新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/11/20
  • メディア: 新書


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コメント 3

Lionbass

「街場のメディア論」読みました。
本棚の効用についても納得でした。
by Lionbass (2011-02-06 20:42) 

ヒロノミンV

 僕も内田樹さんにハマっています。街場のメディア論は、メディアの話よりも第1回の講義に出てくる職業観に感銘を受けました。内田樹さんが出ている大阪のラジオ番組、結構面白いのでリンクを貼りますね
http://www.mbs1179.com/henkyo/
 池澤夏季さんは、今まさに「夏の朝の成層圏」を呼んでいるところです(笑)この新書も読んでみたいですね。
by ヒロノミンV (2011-02-09 20:38) 

のすけの母

Lionbassさん
本棚のことは、読んでて本当に納得しました。
時間があればこのブログに書いていきたいです。


ヒロノミンVさん
大阪のラジオ、おもしろそうですね!!
「夏の朝の成層圏」も興味あります。
by のすけの母 (2011-02-10 23:08) 

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