雪で始まり雪で終わる2010年 [その他の日記]
雪が降りました。
今はやんでいますが、とても寒いです。
思えば、今年の正月も雪が降り、
そして、大晦日にも雪が降りました。
そんな2010年ももうすぐ終わります。
なかなか更新のできないブログになってしまいました。
コメントをいただいても、なかなか返信もできなくなっています。
それでも、細々とでも続けていこうと思っておりますので、
来年もよろしくお願い致します。
皆様、よいお年をお迎えください。
さて、正月料理を作り始めるとしましょうか。
佇む猫 [その他の日記]
南知多ビーチランドにて。
ベンチでお昼を開いたら、そばに来た猫。
食べ物をねだるでもなく、
それでも、じっと様子をうかがっていました。
ただ、そのたたずまいに品のよさを感じ、
日頃猫が苦手なくせに、おもわず写真を撮っていました。
ドイツ@リトルワールド [ドイツ]
夕方4時から駐車場料金が無料で、入館料も半額になるというので、リトルワールドの「ワールドナイトクリスマス」へ行ってきました。
バイエルン州の村からアルザス地方・アルベロベッロあたりがイルミネーションに彩られ、お祭りのよう。
メルヘンバルトは、まるでドイツ!?
(行ったことないし、たぶんこれからも行けないだろうから、私はこれで十分)
聖ゲオルク礼拝堂では、オルガンの調整か練習なのか、オルガンが聞けました。
帰ろうとしたところ、なんと花火が!!
恋人たちには、なんともロマンティックな夜になったことでしょう。
名フィル第375回定期演奏会~ローマ [名フィル]
12月17日(金)18:45~愛知県芸術劇場コンサートホール
朱鷺によせる哀歌 作品12(吉松隆)
交響詩『ローマの噴水』(レスピーギ)
交響曲第2番ホ短調作品27(ラフマニノフ)
[指揮]尾高忠明/名フィル
前回とうとう欠席してしまった名フィル定演ですが、
この日は、朝から「絶対行く!」という気持ちで仕事にのぞみ、
なんとかいい時間に職場を出、
10分前には会場に入れました。
ライヴだけでなく、日々の生活で音楽の潤いに欠く毎日なので、
久しぶりのコンサートは、乾いた砂が水を吸うように、私の心にしみわたりました。
特に尾高さんの指揮がすばらしかったです。
決して派手ではない、しかし、とてもしなやかな腕の振りで、
見事に名フィルを束ねていました。
オケの方々も、とても気持ちよく演奏していたんじゃないかと思えました。
終演後、外は夜景がとてもきれいで、携帯で思わず撮りましたが……いまいち。
名フィル第374回定期演奏会~サンクトペテルブルク~ [名フィル]
昨夜、とうとうお休みです
職場を出た時間が、到底間に合わない時間。
やっぱり来季は定期会員はあきらめるかな……
残念
(かといって、土曜の会員になろうとは思えないのです。)
奈良観光 [奈良]
正倉院展だけでなく、これぞ奈良!というところを歩いてきました。
まず、奈良公園。そして、鹿。
そして、猿沢池と興福寺五重塔。
春日大社や東大寺大仏殿も見てまわり、
その後、平城遷都1300年祭の会場へ。
写真は、大極殿。
シャトルバスで、JR奈良駅に出、奈良の街を歩き、
ぜいたく豆本舗で豆を買い、
TVチャンピオンで有名になった中谷堂で高速餅つきを見、その場でよもぎもちを食し……
堪能してきました。
第62回正倉院展 [奈良]
一度行ってみたかった正倉院展に行ってきました。
早くから家を出、8時過ぎに入場券を買う列に並びました。
それから、入場の列に並んだので、それほど待つことなく入れました。
入ったら、それはもう人・人・人!!
特に今回の目玉〝螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)〟のあたり。
それでも、なんとか見ることができました。
これぞ「宝物」といわんばかりの美しさ!!
また、古文書類をたくさん見ましたが、よくもまあ保存できたなぁと感嘆の声をあげてしまいました。
ただ、余りの人の多さに人酔いをしてしまい、頭がクラクラ……。
外に出たら、100分以上の待ち時間になっていて、ビックリ!!
今日は天気もよく、奈良へ訪れた人も多かったことでしょう。
2010 トヨフジ ボン ボヤージュ コンサート [コンサート]
29日(金)、招待券をもらったので、「2010 トヨフジ ボン ボヤージュ コンサート」@芸文 に行ってきました。
円光寺雅彦指揮/名フィルの演奏です。
プログラムは、おなじみの曲ばかり。
「カノン」やら「四季」やら「モルダウ」やら……
あまりに有名な曲ばかり羅列されて、音楽の教科書みたいで、逆に飽きてきたり……
ただ、先週の定演で居眠りしたのに、
この日は、先週ほど疲れてなかったので、さすがに寝ませんでした。
無料のコンサートで文句を言ってはいけませんが、
「モルダウ」など、今年の定演でやっているはずなのに、
一部奏者が違ったり、指揮者も違うし、何より意気込みが違うからでしょうか、
全然違いました。
やはり、定演の方がいいです(当たり前!)。
来年の定演も、会員になろうと思った日でした。
名フィル 第373回定期演奏会~ロンドン~ [名フィル]
10月22日(金)18:45~ 愛知県芸術劇場コンサートホール
歌劇『ロンドンのイタリア女』序曲(チマローザ)
ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64(メンデルスゾーン)
ロンドン交響曲(交響曲第2番) (ヴォーン・ウィリアムズ)
[指揮]マーティン・ブラビンス/名フィル
[ヴァイオリン]ジェニファー・パイク
これまで、聴き方のマナーなど他人に厳しい私でしたが……
もう人のことをとやかく言う資格はありません。
言い訳をするならば、この日はぎりぎりに芸文入り、
座るとほっとして、一週間の疲れもあって、
情けないことに睡魔に襲われました。
10月から忙しくなって……おそらく、これから毎回こういう思いをするかもしれません。
来年はもう定期会員をやめようか、と思案中です。
でも、定期会員をやめると、コンサートと縁が切れそうで……
おらが街のオケを支援するのも大事だし……
「《ニーベルングの指環》管弦楽曲集/ワーグナー」 [CD(クラシック)]
先日の上岡さん率いるヴッパータール交響楽団のライヴを聴いて以来、すっかり虜になってしまったので、
とうとうCDを買ってしまいました!!
ワーグナー:≪ニーベルングの指環≫管弦音楽集/≪ファウスト序曲≫
- アーティスト: ワーグナー,上岡敏之,ヴッパータール交響楽団
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2010/09/22
- メディア: CD
今日は16時からスカパーにてサッカー観戦なので、それまでこのCDを聴いていようと思います。
上岡敏之指揮 ヴッパータール交響楽団 公演 (詳細) [コンサート]
10月7日(木)18:45~愛知県芸術劇場コンサートホール
ワルキューレの騎行(ワーグナー)
ジークフリート牧歌(ワーグナー)
交響曲第3番「英雄」(ベートーヴェン)
[指揮]上岡敏之/ヴッパータール交響楽団
★アンコール★交響曲第41番第4楽章(モーツァルト)★
心がふるえているうちに書きたかったのですが、やっと時間ができたので、思い出しながら書こうと思います。
サッカー好きの私は、今回はついついサッカーになぞらえて聴いてしまいました。
いつもは地元の名フィルばかりで、久しぶりに海外オケを聴いたのですが、
これは、「いつもは地元の名古屋グランパスの試合を見ているのを、たまにプレミアリーグやリーガ・エスパニョーラを見た」という感覚にとても近かったのです。
とにかく、余裕を感じました。
体格のせいなのか、もってうまれた血なのか、わかりませんが、
日本人が100%全力で演奏しているのと違って、音に余裕がありました。
それは肺活量なのか、手の長さなのか、わかりませんが、
余裕があるから「美」が生まれるという感じで、
海外のサッカー選手が、「とめる・蹴る」の基礎がしっかりしているからこそ美しいサッカーが具現できるのに似ている!と思ったのです。
そして、「あんまり海外のサッカーを見ているとJリーグが見られなくなるからやめよう」、「おらが街のチームを応援しよう」という普段の気持ちをそのままこの夜思いました。
「あんまり海外オケを聴くと国内のものを聴けなくなるからやめよう」
そして
「おらが街の名フィルを応援しよう」
と!!!!
ともかく、
上岡さんの繰り出す力強く、かつ美しい音楽は、とてもとても心地よく、
10月になって急に忙しくなって、もう行くのよそうかと思わなくてよかったと心底思っています。
なにより、アンコールは最高でした。
気負いがなく(えてしてアンコールはそうなので、アンコールが最高ということは多いと思います)、
このオケのよさが最高にあらわれていたのではないでしょうか。
大好きな曲だったので、感涙ものでした。
本当に行ってよかったです!!
また来日してほしいです!!
上岡敏之指揮 ヴッパータール交響楽団 公演 [コンサート]
明日朝の出勤が早いので、詳細は後日。
ただ、アンコールの「ジュピター」第4楽章に(いい意味で)総毛立つほど心が震えました。
ワーグナーもベートーヴェンも素晴らしく、出かけてよかったです!!
『即興詩人/森鷗外』 [(そして本も)]
先日の朝日の読書欄に、安野光雅さんの文章が載っていました。
「文語を口語にするのは難しい」という題でした。
題材は『即興詩人/森鷗外』。
「モリオウ貝という貝はどんな貝なの」ときく女子高生がいるというエピソードもはさんでいましたが、本当にそんな質問する人はいるのでしょうか。
その鷗外の『即興詩人』は、文語訳なので、今は読まれることが少ないということでした。
言文一致の時代にあえて擬古文として訳したことで、多くの読者を得たとのことですが、今となっては、擬古文だからこそ、読まれぬ憂き目にあっているのでしょう。
それで、この安野さんが、口語訳を進めておられるとのことですが、それがそんなにたやすいことではないのだそうです。
〝文語で理解できるのだから口語訳もできよう、と思ったのはわたしの早計だった。
そこには舞台と現実の違いがあり、舞台をそのまま撮影しても映画にはならないようなものある。〟
とありました。
あと、興味深かったのは、鷗外の訳には「~的」というのがないということでした。
話し言葉では、とても安易に「~的」と使ってしまいがちですが、
安野さんのご指摘通り、この「~的」という言い回しは、〝的(まと)がぼんやりする。〟と言えますね。
とにかく、この文章を読んで、一度『即興詩人』を読んでみようと思いました。
〝僕僕先生〟シリーズにはまる [(そして本も)]
「新潮文庫の100冊」を2冊買うと、〝Yonda?〟グッズがもらえるので、パンダ好きの者にとっては見落とせません^^
ただ、「新潮文庫の100冊」も、毎年そうかわりばえしないので、年々買う本がなくなってきます。
そんな中で、今年出会ったのが『僕僕先生/仁木英之』です。
表紙が若年層向けっぽく、抵抗はあったのですが、
中国も唐代までなら好きですし、おまけに神仙ときたら、食指が動きました。
読んでみるとファンタジーの世界ですが、人間味あふれた王弁と、その王弁をふりまわす(?)魅力にあふれた僕僕先生との関係がおもしろく、ついついひきこまれてしまいました。
これを読んだのは猛暑の初めの頃でした。
ブログに記そうと思いながら、暑さにめげて、かないませんでした。
今、続編の『薄妃の恋』も読んでしまったところで、やっと記事にできました。
そして、ネットをいろいろ見てまわっていたら、こんなサイトを見つけました。
「僕僕先生~ぼくぼくステーション~」
http://www.shinchosha.co.jp/bokuboku/
さらなる続編もあるようですが、文庫本で読みたい私は、文庫されるのを首を長~~くして待っています。
熟語の仮名書きは気持ち悪い [その他の日記]
テレビニュースで字幕が出るのは、最近では本当に当たり前のことになっています。
それはいいのですが、相変わらず常用漢字以外は仮名書きにするということに抵抗を感じます。
今朝も、「対じ」「一気かせい」というのを見ました。
音声を聞き逃し、字幕だけ見たら、逆になんのことやら?となりそうなものです。
「対峙」「一気呵成」としても、「峙」「呵」は旁(つくり)の音から推測できそうなものだし、
書けなくても読めそうな漢字ですし、
よしんば知らない漢字や言葉だとしても、それをきっかけに辞書を引けば語彙も豊かになります。
最低でも、ふりがな付きで漢字表記してほしいものです。
ちなみに、
「峙」……そばだつ。
「呵」……息を吐く。
神岡敏之指揮/ヴッパータール交響楽団 [ドイツ]
昨日の朝日に「神岡敏之指揮 ヴッパータール交響楽団公演」の記事が載っていました。
既に「GLOBE」に載ったのをきかっけに、名古屋公演のチケットは押さえてあります。
神岡敏之さんのことは、「GLOBE」でも既に詳しいのですが、
昨日の記事によると、
〝彼は、どんな曲の、どんなに小さいテーマでも、あるいはそのテーマの中の一つの音符にさえ、そこに存在する理由と目的があるはずだ、信じている〟とあり、そんな指揮者が作りあげる音楽に、とても興味津々です。
私が聴きに行く名古屋公演は、ベートーヴェンの「英雄」と、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」「ジークフリート牧歌」ですが、〝ワーグナーの音楽は、ドイツの人たちにとっては生活の一部。ドイツの言葉の特徴が音に洗われている。〟らしいので、ドイツのオケにオケに受け入れられた神岡さんのワーグナーを、本当に楽しみにしています。
(で、懸案の「ドイツ」カテゴリーの記事です……)
ヴッパータール交響楽団は、伝統的なドイツのオケのようで、やはり「英雄」もどんな演奏をするのか、ワクワクしています。
名古屋公演は10月7日です。
京都市交響楽団 名古屋公演 [コンサート]
9月11日(土)16:00~ 愛知県芸術劇場コンサートホール
交響詩「レ・プレリュード」(リスト)
ピアノ協奏曲ト長調(ラヴェル)
交響曲第8番ト長調Op.88(ドヴォルザーク)
[指揮]広上淳一/京都市交響楽団
[ピアノ]中沖玲子
カレンダーを見たら何かメモが書いてありました。
「あれ?グランパスの試合は明日だし……」
もうだいぶ前に買った京響のチケット、すっかり忘れておりました!!
なぜ、行こうかと思ったかといえば、以前名フィルで広上さんが振った時とってもよかったのと、私が高校生の時初めて聴きに行ったクラシックライヴが京響だった(と思う!?)からなのです。
確かベートーヴェンの「運命」でした。
(他は忘れてしまいました……)
今回のプログラムは、普段名フィル定演を聴いている者からすれば、あまりにポピュラーで面食らってしまいますが、
ラヴェルのピアノ協奏曲があったのも決めてでした。
客の入りもよく、「レ・プレリュード」もつかみはOKという感じで、いい感じだったのです。
が……
名フィル 第372回定期演奏会~名古屋~ [名フィル]
9月3日(金)18:45~ 愛知県芸術劇場コンサートホール
〈マーラー生誕150年記念プログラム〉
二つの素描~独走ヴァイオリンとオーケストラのために(斉木由美)
★委嘱新作世界初演
交響曲第5番嬰ハ短調(マーラー)
[指揮]ティエリー・フィッシャー/名フィル
[ヴァイオリン]植村太郎
ご無沙汰のブログです。
ブログのテーマがテーマだけに、秋になったらしっかり更新!のつもりですが、
秋の気配どころか、まだまだ盛夏の勢いです。
(ちなみに、明日の名古屋の予想最高気温が38度!!!!)
それでも、名フィルの定演に行ってきましたので、そのことは記しておこうと思います。
今回は珍しく予習しました。
といっても、新聞の記事を読んだだけなのですが……
マーラーの方ではありません。
新作かつ名フィルの委嘱作品である「二つの素描」の方です。
先日の朝日の夕刊に載っていました。
斉木さんは三重の出身です。
(三重出身の私は、それだけで親近感を持ってしまいます!)
ソリストとオーケストラが語り合う、いわゆる過去の形式ではなく、「歌と伴奏」という様式なんだそうです。
1曲めが村上春樹の『海辺のカフカ』に触発されたとあったので、それはもう楽しみにしておりました。
(そんなに読んではいませんが、村上作品の中で一番好きですから)
「森」を表すオーケストラと「旅人」を表すヴァイオリン。
それを頭に入れていったのですが……
やはり現代音楽、難しいです。
でも、森のイメージはなんとなくですがつかめたつもりです。
現代音楽はパーカッションが多くて楽しいです。
また、ホルンを、吹かずに吹き口を手でたたいて音を出しているのもおもしろかったです。
実は、演奏会の前にプレトークがあり、斉木さんのお話が聞けました。
おおむね新聞の記事の内容と同じようなものでしたが、
ヴァイオリニストの植村さんとも一緒にお話されたのが、よかったです。
なんでもお二人は以前も縁があったとか。
(ピアノの先生・生徒の間柄だったんだそうです!)
で、マーラーの方はというと、