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上岡敏之指揮 ヴッパータール交響楽団 公演 (詳細) [コンサート]

10月7日(木)18:45~愛知県芸術劇場コンサートホール
ワルキューレの騎行(ワーグナー)
ジークフリート牧歌(ワーグナー)
交響曲第3番「英雄」(ベートーヴェン)
[指揮]上岡敏之/ヴッパータール交響楽団

★アンコール★交響曲第41番第4楽章(モーツァルト)★

心がふるえているうちに書きたかったのですが、やっと時間ができたので、思い出しながら書こうと思います。

サッカー好きの私は、今回はついついサッカーになぞらえて聴いてしまいました。
いつもは地元の名フィルばかりで、久しぶりに海外オケを聴いたのですが、
これは、「いつもは地元の名古屋グランパスの試合を見ているのを、たまにプレミアリーグやリーガ・エスパニョーラを見た」という感覚にとても近かったのです。

とにかく、余裕を感じました。
体格のせいなのか、もってうまれた血なのか、わかりませんが、
日本人が100%全力で演奏しているのと違って、音に余裕がありました。
それは肺活量なのか、手の長さなのか、わかりませんが、
余裕があるから「美」が生まれるという感じで、
海外のサッカー選手が、「とめる・蹴る」の基礎がしっかりしているからこそ美しいサッカーが具現できるのに似ている!と思ったのです。
そして、「あんまり海外のサッカーを見ているとJリーグが見られなくなるからやめよう」、「おらが街のチームを応援しよう」という普段の気持ちをそのままこの夜思いました。
「あんまり海外オケを聴くと国内のものを聴けなくなるからやめよう」
そして
「おらが街の名フィルを応援しよう」
と!!!!

ともかく、
上岡さんの繰り出す力強く、かつ美しい音楽は、とてもとても心地よく、
10月になって急に忙しくなって、もう行くのよそうかと思わなくてよかったと心底思っています。

なにより、アンコールは最高でした。
気負いがなく(えてしてアンコールはそうなので、アンコールが最高ということは多いと思います)、
このオケのよさが最高にあらわれていたのではないでしょうか。
大好きな曲だったので、感涙ものでした。

本当に行ってよかったです!!
また来日してほしいです!!

 


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コメント 10

珍言亭ムジクス

>「あんまり海外オケを聴くと国内のものを聴けなくなるからやめよう」
>そして
>「おらが街の名フィルを応援しよう」

それに本日判った「フィッシャー氏退任&来年度は常任不在」を加えると、結論はただひとつ。

上岡敏之氏を再来年度から常任に迎えよう!

以上、証明おわり。

P.S.
誤字訂正
誤:証明→正:妄想
by 珍言亭ムジクス (2010-10-11 14:16) 

のすけの母

>本日判った「フィッシャー氏退任&来年度は常任不在」

私も新聞で見ました。
やはり……というか、でも、残念です。
それでも、応援していくのが、地元愛ですね……
by のすけの母 (2010-10-11 17:01) 

ayachin

のすけの母さん、こんばんわ!この記事も興味深く読ませてもらいました。

学生の頃、ワーグナーの曲を演奏したことがあるのですが、まるで巡礼の行列のように延々と続く息の長いフレーズに、「これは、やっぱり肉食人種じゃないとダメだ!」と実感したことを思い出しました。

今回の演奏は、さしずめ、ドイツのアウトバーンをポルシェで軽快に疾走するようなイメージでしょうか?国産車とはエンジンの排気量が違うというか…

サッカーの例えもよくわかります。先日、BS放送でACミランの試合を見ましたが、ボールがピタッと足元に収まり、人もボールも流れるように動く美しいサッカーに目が奪われてしまいました。

と同時に、わがサンガF.C.のJ2降格(←たぶん)も素直に受け入ることができるくらい、圧倒的な説得力をもったサッカーでした。
by ayachin (2010-10-11 18:41) 

のすけの母

私の強引なこじつけを好意的に読んでくださり、ありがとうございます。

>ドイツのアウトバーンをポルシェで軽快に疾走するようなイメージ

そうかもしれません、いいたとえだと思います。

ところで、「京都×名古屋」@西京極の試合は、京都へ行ける大チャンスだったので、京都はJ1残留してほしいのですが……本当に頑張ってほしいです!!!!
by のすけの母 (2010-10-11 20:35) 

美月

こんにちは。
海外サッカーの試合にたとえておられるのを興味深く
読ませてもらいました。
私はテニスファンですが、やはり海外選手との
天性の力量の差(特に男子)のようなものを感じますので、
なるほど、なるほど~~と思いました。
>上岡敏之氏を再来年度から常任に迎えよう!
いいですねぇ、これ(^^
ところで、「僕僕先生」読みました。おもしろかったぁ。
教えていただいて、ありがとうございました<(_ _)>
by 美月 (2010-10-14 08:49) 

のすけの母

お返事が遅くなってすみません。
10月から忙しくなって、土日にしかブログにむかえないのです(涙)。

私のくだらないこじつけにお付き合いくださって、かえって申し訳なく思っております。
それから、『僕僕先生』をお読みになったとか。
おもしろかったということで、よかったです。
by のすけの母 (2010-10-16 20:35) 

としゆき

こんばんは、ご無沙汰してます。先ほど、倉敷公演から戻ってきました。
こちらのプログラムは、モーツァルトの28番とマーラーの5番でした。

名古屋公演と同じく、「ジュピター」の終楽章がアンコールにありましたよ。
マーラーの5番の後にやるなんて、信じられないですね。
まさに余裕があるからなんでしょうね。「マエストロ・トシユキ」、グッジョブ!
by としゆき (2010-10-16 22:58) 

のすけの母

今回の来日公演は、ホールによってプログラムが違いますね。
モーツァルトにマーラーというのも興味深いです。
でも、アンコールは同じだったんですね。
今でもアンコールは脳裏によみがえります。
by のすけの母 (2010-10-17 12:43) 

ヒロノミンV

 こんにちは、としゆきさんと同じ倉敷公演に行ってきました。
 上岡さんの来日で、このヴッパータール交響楽団のことも、初めて知ったんですが、150年もの歴史があって、演奏水準も高くて、ドイツという国の音楽文化の奥深さを痛感しました。
 マーラーはここまでやるか!と思わせる変幻自在のテンポで、存分に堪能しました。いや~、本当に凄かったです。
by ヒロノミンV (2010-10-17 16:17) 

のすけの母

モーツァルトにマーラーですね。
変幻自在のマーラー……実に興味津々です。
「英雄」も速いテンポで、でもしまりがあるいい演奏でした。

>ドイツという国の音楽文化の奥深さを痛感しました

まったく同感です!!
by のすけの母 (2010-10-17 16:28) 

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