「ツィガーヌ/ラヴェル」 [ラヴェル]
シュロモ・ミンツのコンサートの続きです。
後半は、まずサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」という〝つかみはOK〟的な曲から入り、会場一体となって盛り上がり、続いて同じくサラサーテの「スペイン舞曲集」から3曲、そしてラヴェルの「ツィガーヌ」で締めるという構成。
そもそもこのコンサートを聴きたいと思ったのは、ラヴェルの「ツィガーヌ」がプログラムにあったからです。
以前『200CDヴァイオリン』の本のことを記事にしましたが、そこにこの「ツィガーヌ」の演奏法が載っていて、それをこの目で確かめたかったのです。
それは、「スルG(sul G)」。
G線上で2オクターブ上まで上るというのです。
『ヴァイオリン/チェロの名曲名演奏』200ページによれば、最初の8段29小節までG線一本ということです。
見れば、本当に一本の弦でした。
すごいなぁとまさしく口をあんぐりして聴き入ってしまいました。
あと左手のピチカートもすごい!!
もう「やべっちFC」ではないですが、「巧」をあげたくなるほどです。
本当にいいものを聴かせていただけました。
アンコールは、サン=サーンスの「ロン・カプ」。
これも好きなので嬉しかったです。
再びアンコールにこたえていただけましたが、曲名はわかりませんでした。
残念。
その後、シュロモ・ミンツさんから挨拶があり、盛況に終わりました。
さて、家で「ツィガーヌ」を聴こうとすると、
*グリュミオー(オケ伴奏)
*ムター(オケ伴奏)
*ジョセフォウィッツ(オケ伴奏)
*五嶋龍(オケ伴奏)
*庄司紗矢香(ピアノ伴奏)
*パスキエ(ピアノ伴奏)
と、いろいろありますが、フランスのパスキエや五嶋龍のがかなり好きです。
宗次ホールのオープニングコンサートは、五嶋龍だったのですが、もし「ツィガーヌ」がプログラムに載っていれば、こちらを選んでいたと思います。
- アーティスト: 五嶋龍, フィルハーモニア管弦楽団, ワーレングリーン(クリストファー), ラヴェル, クライスラー, 高橋博子, シャルリエ, ヴィターリ, デュセク(マイケル), リスト, ルトスワフスキ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: CD
後半のプロ、盛り上がったでしょうね。
ふと思ったのは、ワタシはソロヴァイオリンのコンサートをほとんど聴いていない、ということ。ソロ以外でも、クレーメルくらいしか聴いていない。圧倒的にピアノの方が多いですね、どうしてだろう?とちょっと考えてます。
by e-g-g (2007-04-04 00:17)
私もソロのヴァイオリンのコンサートは初めてでした。
チェロならあったのですが。
そういえば、ピアノはありません。
今度は、ピアノ・リサイタルを聴きに行きたいです。
この宗次ホールは小さいホールなので、演奏家の息遣いまで伝わってくる感じで、なかなか良いです。
by のすけの母 (2007-04-04 22:16)
初めまして。
私もこのコンサートに行ってました。
同じくA型の水瓶座です。ときどきおじゃまします。
by きむきむ (2007-04-26 02:12)
きむきむさん、はじめまして。
ご訪問、ありがとうございます。
きむきむさんも、A型の水瓶座なんですね。
同じ星座のよしみで、よろしくお願い致します。
by のすけの母 (2007-04-26 22:42)