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ブーニンという人 [ピアノ]

朝日の夕刊に連載されている「ニッポン人脈記」は、今「ピアノが見た夢」というテーマです。
毎回楽しみにしているのですが、昨日はブーニンが取り上げられていました。

スタニスラフ・ブーニン
私はとんでもない思いこみをしていたようです。
以前ブーニン・ブームがおこったとき、
ブームが大嫌いで、多数派になびくのが大嫌いな私は、ブーニンのピアノをまともに聴くこともないまま、「ブーニン・ファン=ミーハー」という烙印を押して、今日まで至ってしまいました。

考えてみれば、ソ連の人というのに、その背景にまで思いが至らなかった私は、本当に子どもでした。

新聞によれば、日本に造詣が深かったようで、
芥川龍之介の翻訳小説を読んだり、
青い畳のにおいに異国情緒を感じたりしていたらしいです。

何より驚いたのは、1年の3分の1を日本で暮らし、
日本人の妻との間に息子がいるということ!!

そうだったのか。
な~んにも知らず、
コンサートでもらったちらしの中にブーニンがあると、
よくも見ないまま捨てていました。

反省。

虚心坦懐に、ブーニンを聴いてみようと思います。

 

それはそうと;
ロン・ティボー国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝した田村響さんは、愛知県出身だそ
うです♪
http://www.asahi.com/culture/update/1029/JJT200710290001.html



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コメント 4

e-g-g

私もブームになると避ける方です。
ブーニン、それからキーシン、
たぶん本人の意では無かったと思いますが、
でも、やっぱり若いときに騒がれて普通でいろ!
というのは無理。気の毒な話です。

ブームには乗らないぞ!と言いながら、
NHKの番組でショパンコンクールの様子を見て、
感動のあまりCD、買いました。(やっぱりミーハー)))
叙情性の豊かなピアノというのが当時の感想です。
いま聴いたら違うものが聞こえるかもしれませんね。

日本にはほんとうに縁が深いですね。
一時、洗足学園で教えていたこともありますね。
ブーニンも、もう40歳を越えたでしょう、
これから、どう変わっていくのか楽しみです。
レパートリーも、けっこう広いですし。
by e-g-g (2007-11-01 10:35) 

ポッチ

のすけの母さん、こんにちは。

>コンサートでもらったちらしの中にブーニンがあると、
 よくも見ないまま捨てていました。

フフフ・・・のすけの母さんらしいですね。

ソ連出身の音楽家の背負っていたものは、私たちの考えも及ばないものなのでしょうね。亡命できた者とできなかった者・・・。亡命できなかった音楽家のつくる音楽も気になるところ。

ブーニン、私ももっと聴いてみたいと思いました。
by ポッチ (2007-11-01 15:19) 

のすけの母

e-g-gさん、こんばんは。
少々ミーハーな方が、きっと損せずにすみます。
ミーハーというのは、つまり素直なこと。
それだけ純粋に音楽が聴けるということで、私はダメ人間です。

でも、後悔した分、これからのブーニンを素直に受けとめ、聴いていければと思っています。
by のすけの母 (2007-11-01 22:10) 

のすけの母

ポッチさん、こんばんは。
ブーニンの背負った運命のことなど微塵も考えが及ばず、脳天気に受けつけなかった自分が恥ずかしくてたまりません。
ただ、亡命までしたピアニストというレッテルをはって音楽を聴くのも、よしとしない性分なので、これからのブーニンを素直に聴いていきたいと考えています。

もちろん、ちらしは捨てずにしっかり読みます。
by のすけの母 (2007-11-01 22:15) 

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