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ラヴェルのピアノ [ラヴェル]

今週の「ぴあのピア」はラヴェル
先週までのドビュッシーに酔いしれて、浮気をしておりましたが、やはりラヴェルが一番です!!

   (最近なんやかやでストレスがたまってます。
     一番の解消はコンサートに行くことなんだけどな……
       疲れがたまってて、コンサートに出かける余力が……
                 だからよけいにストレスが……ああ……)

ドビュッシーの音楽は本当に絵画的で、パステルをちりばめたような印象だとすると、
ラヴェルのは、夜のしじまに輝く宝石のようで、ニヒルな美しさという印象。
私にはどちらも捨てがたく、どちらもとても好きですが、
冷たくて暗い影のある(ような印象の)ラヴェルの方がより惹かれるのです。

同じ「水」でも、ドビュッシーの「水の反映」は、きらめく水のなんともいえない美しさが奏でられるのに対し、
ラヴェルの「水の戯れ」は、水の美しさを、主観抜きで見事に譜面にうつしたような印象です。

今週とりあげられた中で一番好きなのは「ソナチネ」です。
「ソナチネ」といえば、ピアノを習っていてまず手がけられるものなので、そういう先入観で初めて聴いたときの印象といったらなかったです。
精緻なまでの音の連続、
どれか一つ欠けてもバラバラとくずれてしまいそうな美の構築、
そして、「こんなん『ソナチネ』ちゃうやん!!」(←感情が高まるとお国言葉が出ます!)

 

そうそう、「亡き王女のためのパヴァーヌ」を、あの北村朋幹さんが弾いていました。
出だし、こう弾くんだ♪と思わず楽譜を取り出して聴き入ってしまいました。

(デジカメを買い換えてから、ついつい写真を載せてしまいます ^^ )

 


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コメント 4

e-g-g

昨日と今朝は、少しずつ見ました。
でも、もうひとつ習慣化しないんですね、ぴあのピア。

ラヴェルの毒は分かりやすいですね。
ドビュッシーの毒は、ずっと奥に潜んでいて
いつもは静かにしている、
そんな感じに聞こえます。
ヒジョーに感覚的な感想で、ゴメンナサイです。
by e-g-g (2007-10-27 00:47) 

のすけの母

最近じっくりテレビを見ている余裕がなく、その点「ぴあのピア」は10分番組なので、気楽に見られるというわけで、お気に入りです。
といっても、録画でですが。
なかなかオンタイムでは見られません。
閑話休題、
e-g-gさんの分析も鋭いですね。
〝毒〟、そうなのかもしれません。
ただ、魅惑ある毒なので、ついつい誘われて酔いしれてしまうのです、ラヴェルの場合は♪
by のすけの母 (2007-10-27 22:17) 

ポッチ

のすけの母さん、こんにちは。
あら、浮気だったんですね(笑)。ラヴェルの“毒”は効き目満点。私もいつも痺れてます。
「水の戯れ」 もう、この曲名からしていいですね。水と空気の玉(泡)が戯れているかのよう。ラヴェルはリズムも面白いですよね。

北村朋幹さんの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、聴いてみたいです・・・が、のすけの母さんのも聴いてみたい!なんて♪
by ポッチ (2007-10-29 16:45) 

のすけの母

ドビュッシーが昼のきらめきだとすれば、
ラヴェルは夜の宝石、だと思っています。
〝毒〟というか、「悪の華」。
そこがたまりません!!

私の「亡き王女のためのパヴァーヌ」なんて、「おてんば姫のずっこけ」なんです……。
by のすけの母 (2007-10-30 20:45) 

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