『詩と死をむすぶもの/谷川俊太郎 徳永進』 [(そして本も)]
妊婦がたらいまわしになったり、
昼夜をとわず必要とされる産科医が厭わられたり、
楽と言われる科の医者志望が増え、
大変と言われる科のお医者さんの心労が絶えなかったり。
医者の世界は、わからないことだらけですが、
最近の病院事情はただ事ではないようだということは感じます。
この本の徳永進さんは、臨床こそ医術として、昼夜をとわず患者さんによりそっているようです。
今の世にこんなお医者さんがいるんだ、と思うだけでとても救われます。
そんな徳永さんとかわす谷川さんの詩。
谷川さんは、物語ることが下手だとおっしゃっています。
(ホントかな~?)
だからこそ、詩で語る、さすが詩人!!
徳永さんの臨床ライヴに詩で応える谷川さん。
読み応えあります!!
「生きる」ってなんだろう?
「死」をむかえるってどんなだろう?
多少のヒントになりました。
(もちろん、最終的には自分で考えるしかないこと。)
この本も一生ものになりそうです。
詩と死をむすぶもの 詩人と医師の往復書簡 (朝日新書 137)
- 作者: 谷川 俊太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 新書
いつも刺激的な本のご紹介、ありがとうです。
by e-g-g (2008-12-11 11:06)
ここ最近葬儀に参じる機会が少なくなく、人の生き死にを否が応でも意識してしまっています。
この本は、そんな私にタイムリーでした。
by のすけの母 (2008-12-13 00:17)