名フィル 第360回定期演奏会 ~真夏の夜の夢~ [名フィル]
夏至はとっくに過ぎましたが、名古屋の6時半はまだまだ明るいです。
芸文の窓から栄の街が見えます。
テレビ塔があるおかげで、高層ビルが乱立せず、開放感ある街並み。
私は、それが好きなんですが、
地デジでテレビ塔が用なしになったら、栄の街並みも変わってしまうんでしょうか。
で、名フィル定演@芸文です。
7月10日(金)18:45 愛知県芸術劇場コンサートホール
演奏会序曲「ヘブリーデン(フィンガルの洞くつ)」 作品26(メンデルスゾーン)
交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」(メンデルスゾーン)
劇音楽「真夏の夜の夢」作品21 61(メンデルスゾーン)
[指揮]鈴木雅明/名フィル
[語り]毬谷友子
[ソプラノ]柏原奈穂 松井亜希
鈴木雅明さんといえばバッハ。
そういう先入観もあったからかもしれませんが、
いつものフィッシャーさんの名フィルとは趣が違って聞こえました。
のだめの言葉を借りれば〝正しいカレー〟。
しっかりと構築された「イタリア」でした。
それが後半になって、毬谷友子さんの第一声で、すべてが吹っ飛びました。
「語り」とあったので、あらすじを朗読するだけと勝手に思いこんでいました。
まさか、あんなにいろんな役を演じるとは。
もう毬谷さんに釘付けで終わってしまいました。
毬谷さんは、テレビドラマで見たことがありますが、
そのなんともいえない雰囲気と演技に、かなりひきつけられたのを覚えています。
今回舞台で生で見て、いっそうひきつけられました。
毬谷さんたちが花かごを持って客席をまわった時、ケチケチせずに1階の席にするんだったと後悔。
何も花が欲しかったわけではありません。
あんなにもオーラを感じさせる人を間近で見たかったのです。
まぶしすぎて見られなかったかもしれませんが。
華のあるというか、聴かせどころの
ツボを押さえたようなメンデルスゾーンの
見事なオーケストレーションに満足
しました。
名フィルの皆さんも、いつもと違って(?)
楽しそうに演奏してるように感じました。
ノリが良いというか。
さて、毬谷さん。一人芝居で主演を
演じてしまいました。この辺の演出は、
パンフレットに、「台本:毬谷友子」と
ありましたので、毬谷さんの仕込みなの
ですね、きっと。
N響が6月の定演で同じ「真夏の夜の夢」を
中井貴惠さんの語りで演奏しています。
その模様が、17日に放送される、
とのことで、また違った楽しみがありそう
ですね。
こちら↓
7月17日(金) 10:00 ~ 11:54 BS2
第1650回 N響定期公演
指揮: 準・メルクル
http://www.nhk.or.jp/nkyouhour/nso/index.html
by 珈琲党 (2009-07-11 14:33)
N響情報ありがとうございます!!
早速予約録画の設定をしておきました^^
オケは負けても(!?)、きっと語りはこっちの勝ちだと思っています。
実は、その次の週の「スペイン交響曲」や「ボレロ」はチェック済みでした。
by のすけの母 (2009-07-11 20:29)
のすけの母さま。
はじめまして、名古屋在住のクラシック好き主婦のみーちゃ=まりぬと申します。
珍言亭ムジクスさまのブログよりやってまいりました。
わたしは土曜日の演奏会に出かけましたが、毬谷友子さんという稲妻に射抜かれたような衝撃とともに、想像以上の感動をいただきました!
本当に本当に素晴らしい演奏会でしたね♪
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
by みーちゃ=まりぬ (2009-07-12 18:59)
みーちゃ=まりぬ さん、はじめまして。
こちらこそよろしくお願い致します。
毬谷さんの存在感は圧倒的でしたね。
「稲妻に射抜かれた」というのは、同感です!!
本当に行ってよかったと思っています。
by のすけの母 (2009-07-12 20:52)