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京都市交響楽団 名古屋公演 [コンサート]

9月11日(土)16:00~ 愛知県芸術劇場コンサートホール
交響詩「レ・プレリュード」(リスト)
ピアノ協奏曲ト長調(ラヴェル)
交響曲第8番ト長調Op.88(ドヴォルザーク)
[指揮]広上淳一/京都市交響楽団
[ピアノ]中沖玲子

カレンダーを見たら何かメモが書いてありました。
「あれ?グランパスの試合は明日だし……」

もうだいぶ前に買った京響のチケット、すっかり忘れておりました!!

なぜ、行こうかと思ったかといえば、以前名フィルで広上さんが振った時とってもよかったのと、私が高校生の時初めて聴きに行ったクラシックライヴが京響だった(と思う!?)からなのです。
確かベートーヴェンの「運命」でした。
(他は忘れてしまいました……)

今回のプログラムは、普段名フィル定演を聴いている者からすれば、あまりにポピュラーで面食らってしまいますが、
ラヴェルのピアノ協奏曲があったのも決めてでした。

客の入りもよく、「レ・プレリュード」もつかみはOKという感じで、いい感じだったのです。

が……

芸文では名フィル定演を聴くことが多く、つまりいつも決まった座席です。
今日は違った席でしたので、聞こえ方(響き方)が違ったからなのでしょうか。
なんか違和感を感じました。
それが、ラヴェルのピアノ協奏曲になるとますますひどくなりました。
まず、打楽器に不満。
(名フィルはいつも多彩な打楽器を駆使している!!)
そして、テンポ、ピアノと管弦楽のバランス、管楽器……etc と、聴けば聴くほど不満要素が充満し、
いつもなら3楽章になると「終わらないで!!」と祈るのに、早く終わってほしいと思うほど、
こんな不満足なラヴェルは初めてでした。
それなのに、拍手がやまず、私一人違和感を覚えていました。

ドヴォルザークは、まあまあもりかえしましたが、やはりなんとなく響きやバランスに違和感を覚えたままでした。

つまり、結論として、いつも聴いている名フィルがいいからなのだ、ということ。
そうなんだと思います。
それがわかっただけでも、行ってよかった、と。

まあ、アンコールを演奏してくださり、そういう点ではよかったんですが、ね。

 


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珍言亭ムジクス

どの楽器も思いっきり鳴らすというアプローチだったので、バランスの悪さを感じられたのでしょうか・・・捉え方の違いや気づいた点の違い、好みの違いは面白いです。
私はあれだけ堂々と鳴らせることを羨ましく思いましたが、これは名フィルと大きな違いだと思います・・・そこに違和感を感じたかどうかの違いかなあ?

座席は名フィル定期の固定席よりいい場所に座れて「久しぶりに素晴らしい場所で聴ける」という思いがありました・・・同じ席で聴いたらどうだったかというのは、ほとんど意味のない想像だと思います。

それにしても京響のちゃんとした名古屋での公演が初めてというのには驚きました。
関ヶ原を超えるのって大変なことだったのか、冬は雪で新幹線が止まったりするし・・・なんか違う?(^^;
by 珍言亭ムジクス (2010-09-12 18:31) 

のすけの母

思い入れもあって期待し過ぎたからかもしれません。
ニュートラルな頭で聴いたら、印象も違ったかもしれません。

弦はよかったと思います。
そこに管楽器が入ってきたり、ピアノが入ってくると……う~ん、なんか違う……と思ってしまいました。
もちろん、音楽に正解はありません。
私の好みと違ったというだけのことです。

>京響のちゃんとした名古屋での公演が初めてというのには驚きました。
同感です。
私が高校生の時に聴いたのは三重ででしたが、なんか記憶違いではなかったのかと、不安になっています。
by のすけの母 (2010-09-12 21:18) 

ayachin

初めまして!プログの記事、興味深く読ませていただきました。

実は、名古屋公演の翌日にあった京響の演奏会で、広上さんが名古屋公演のことを交えながらスピーチをされました。それで、実際に聴きに行かれた方の感想をぜひ読みたいなぁーと思い、ネット検索していたところ、貴女様のブログにたどり着いた次第です。

私にとっては、ちょっと耳の痛い内容で、「へぇー、そうなのか…?」というのが、正直な感想です。いつも以上に気合十分で臨まれた広上・京響のみなさんの気持ちが空回りしたようにも考えられますし、初めてのホールということで、固有の響きを十分に掴めず、アンサンブルのバランスに乱れが生じたのかもしれません。

また、いつも温かく好意的な雰囲気に包まれるホームでの演奏会と、やや批評家めいたクールな視線に曝されるアウェーでの違いもあったのでしょうか?それでも、オーケストラの力量をレベルアップしていくためには、こうした「ホーム&アウェー」での体験を積み重ねていくことが大切!と、広上さんは挨拶の中でも述べられていました。

いずれにしても、わが街のオーケストラ(もちろん、フットボール・クラブも)を愛する気持ちも何処も同じで、私も、結局のところ、「いつも聴いている京響が好き!」ということを再認識させてもらいました。
by ayachin (2010-09-15 13:06) 

のすけの母

貴重なご意見、ありがとうございます。
生で聴く演奏は一度きりのもの、昨日はこうだったけれど今日は違うということは当然あると思います。
ましてや、慣れていないホール、初めての雰囲気。
名古屋は結構保守的で、アウェイ感たっぷりだったかもしれません。
私の感想は、あくまで素人の感じたままで、他の人はまったく違う感想を抱いていると思いますので、あくまで参考程度でお願い致します。

>わが街のオーケストラ(もちろん、フットボール・クラブも)を愛する気持ち

私もそれを大事にしていきたいと思っております!!
by のすけの母 (2010-09-15 18:11) 

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