SSブログ

横山幸雄ピアノリサイタル [コンサート]

昨夜、横山幸雄ピアノリサイタルに行ってきました。
守山文化小劇場という、こじんまりしたホールでしたが、宗次ホールのような小規模ホールならではの味わいがあると思い、期待を膨らませて、雨の中出かけました。

プログラムは、「生誕200年」「エチュード」がテーマ。
*2つの演奏会用練習曲 S.145 (リスト)
*練習曲集 op.10 (ショパン)
*交響的練習曲 op13 (シューマン)

ショパンの第1番が好きで、それは期待大だったのですが、いつも聴いているCDがポリーニなので、それが頭の中にあり……比べてはいけないですね。

 

実は、ピアノを味わうどころではなかったのです。


クラシックホールとはいえ、公民館的な場所故、来る人もそういう感覚で来た人が少なくなかったと思うのです。
まず、始まる前や休憩中の私語が、ものすごい!!
名フィルの金曜定演なんて、本当に聴きたい人が一人でも来るので、私語は少ないし、ひそひそです。
それを当たり前と思っていた私も悪いのかもしれませんが、
昨夜の私語は、それはうるさく、これからピアノリサイタルが始まるとはとても思えない雰囲気でした。

それでも、始まってしまえば私語はなくなります(当たり前!)。
問題は、ここからです。
ちらしを落とす音があちこちから聞こえ、
それが気になると、「頼むからやめて!!」と、周りにばかり神経が集中してしまい、ピアノに耳が傾けなくなるのです。
そして、とうとう携帯の音が!!
初めてです、コンサートで鳴ったのを聞いたのは!!
最低、最悪です!!
そして、同じ方向から、ポーチか何かのジッパーの開閉の音!!
そこについていたのか、鈴の音!!

もし、それが私の隣の人だったら、グーでなぐっていたか、罵倒しまくっていたか……
少なくとも、脳内では悪口雑言!!

結局、周りにばかり神経がいきっぱなしで終わってしまいました。
この日がたまたまなのかわかりませんが、もう金輪際この手のホールへは行くまい!!と誓いました。


nice!(4)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 4

コメント 6

クララ

以前、キース・ジャレットのコンサートに行ったときに、
携帯の着信音「大きな古時計」が鳴り響き、
キースが苦笑してコンサートが止まった挙句、
以降の楽曲が、見事なまでの不協和音の曲で終始したことを
思い出しました。



by クララ (2010-07-10 18:58) 

のすけの母

携帯の電源を切ることは、今では常識と思いますし、もちろん開演前にはアナウンスもありました。バイブの音ならまだしも、しっかり着信メロディ!!怒れるよりあきれてしまいました。
こういう場面に遭遇すると、演奏家に申し訳なく、空間一体でつくりあげる音楽も台無しで、ホント悲しいです。
by のすけの母 (2010-07-10 21:23) 

Einundachtzig

私もこのコンサート行きました。
あの携帯は酷かったですね…。10-7の直前に鳴りましたが、
横山氏もさすがに気が散ったのかかなり乱れがあったように思いました。
ポーチや鈴の音は聞こえませんでしたが、それを近くでやられたら絶対追い出してやりたくなります…。
by Einundachtzig (2010-07-11 00:20) 

のすけの母

最初のリストの1曲目で拍手がパラッとおこり、横山さんが手で制し、その後は、余韻もなく終わると立ち上がられたので、初心者に向けて拍手のタイミングもはかってくれて……と思いました。ですから、肝心の演奏にいまいちのれてないように思えました。
携帯の音もそうですよね。
本当に残念でした。
by のすけの母 (2010-07-11 20:30) 

e-g-g

演奏に集中できないどころか、
いらぬ神経まですり減らす、
悲惨ですね。

見る、聴く、味わう、
いろんなものを受け入れる作法というか
文化が育っていないのでしょう。
なにか、こういう言い方も紋切り型で、
ちょっとどうかな、とは思いつつ。

by e-g-g (2010-08-06 18:28) 

のすけの母

作法にとらわれすぎるのも問題かもしれませんが、
作法に無頓着すぎるのもどうかと思います。
なんだか悲しい世です。
by のすけの母 (2010-08-06 21:28) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。