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ダ・ヴィンチの「受胎告知」 [(そして絵も)]

去年、朝日新聞で、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」が日本に来るという記事を目にしました。
これは、是非とも行きたい!!と思っていたものの、すっかり忘れておりました。
そうしたら、今日の朝日新聞に、この「受胎告知」の出品履歴を修正する記事が出ていました。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200701220292.html
初めての館外出品でもそうでなくても、この作品の価値に変わりはなく、
この機会を逃したらまず見ることはできないものなので、
とにかく見たいです!!

私は、絵画に関してはまったくのど素人ですが、絵を見るのは大好きです。
「好き嫌い」でしか判断できませんが、それでも「これはいい!」と思える絵に出くわすと、とても嬉しくなります。

今年の3月20日から、東京国立博物館での「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の実像」展にて

6月17日までという長期間ということで、Jリーグの関東アウェイが必ずあるでしょうから、その時に行ってもよいですし、このためだけに東京へ行く価値もあると思っています。

あるいは、3月28日の五輪予選@国立のチケットを取って、一日休みにし(!?)、ダ・ヴィンチ展も行く、という手もあります☆

 

ところで、
宗教絵画というのは、有無を言わさぬ、圧倒する力があります。
日本の、自然を描写したものとは、明らかに重みが違います。
日本において、そんなふうに魂を込めた造形はあるのでしょうか。
ここで、不謹慎ながら、マンガを思い出しました。
それは、『火の鳥』「鳳凰編」の我王です。

生まれてすぐ片目片腕を失い、それがもとで村人の慰め者になり、己の欲のままに殺生を繰り返す我王。ただ、一度だけ命を救う、それがテントウムシの速魚。ところが、疑いを向けることがあって、速魚を殺してしまい、その時初めて自分の殺生を悔いる。そして、良弁僧正に仕えることになり、命の重み・輪廻・政と宗教の胡散臭さ・民衆の貧窮を感じとり、心の底からわき出でる怒りや苦悩をもって、像を刻む……

話が全然違いますね、もうやめておきます。
(手塚治虫の絵は好きではないのですが、『火の鳥』中でも「鳳凰編」の話は傑作だと思っています。)


さすがに今回は音楽との接点もなく、本の話でもないので、
「(そして絵も)」というカテゴリーも追加します。
絵は好きなので、1年に数回は記事が書けるのではないか、と思って。

カテゴリーばかり増えて、内容が伴いませんが……(反省)。


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コメント 8

 わーい、嬉しい!私も見に行こう!
 3月20日は、私の誕生日だったりしまして、さらに喜ばしいなりです(ふふ、初日は混んでいるから、パスですが)。

 『火の鳥』、すっごいですよね。
 母さまの仰っているのは、仏師の話でしょうか。あれは、あれは気合が入っていますね、おそろしい絵です。
 未来編の、絞り上げられるようなやりきれなさなど、全編に於いて畏敬の念に打たれます……なかなか言葉にし難いものが、あります。

 「音楽のある暮らし(そして本も)(そして絵も)」ですね。
 私も、心の中では、「U2翻訳教室(その他の素敵なものも)」です。
 好きなものがたくさんあるので、ついつい脱線しちゃいます。
 母さまの絵のお話、いそいそと待っておりますよ~。
by (2007-01-24 14:25) 

のすけの母

3月20日といえば、去年までグランパスにいたGKの川島永嗣選手が同じです。今年は川崎へ移籍してしまいました。そして、あの事件やこの事件があったのも3月20日でしたね。いろんなことが起こる運命の日なのでしょうか。

ちなみに、私は「のだめ」の千秋真一と同じです。『檸檬』の梶井基次郎とも同じです。

『火の鳥』と『アドルフに告ぐ』が、うちの押入れに眠っています。
『火の鳥』は、内容はマンガを超えて哲学的なものになっていますね。
とても読み応えがあります。

レモンさんの「(その他の素敵なものも)」の内容の濃さに比べたら、私のは、ホント駄文ばかりで恥ずかしいですが、好きな絵について書ければいいなと思っています。
「受胎告知」は、見ることができたら、感想は書きたいと思っています。
「音楽のある暮らし(そして本も)(そして絵も)」なんて増やしていくと、きりがないので、題はもう変えません!
by のすけの母 (2007-01-24 15:24) 

e-g-g

 ワタシの場合、長期開催は要注意です。まだまだダイジョブ、まだダイジョブ、そろそろ?といっているうちにエッ!明日マデッ!?ということ、良くありますので。
 画集でしか知らない受胎告知、それから人体均衡図、やはり見たいですね。こんな展覧会、この先何十年も無いでしょうし。
by e-g-g (2007-01-24 15:37) 

のすけの母

私も、地元の展覧会だと、いつでも行けると思って、行き損ねることがあります。
実は、今「エルミタージュ美術館展」というのが名古屋でありまして、これが1月の初旬から3月の初旬なんです。
前売りまで買ったというのに、まだ行ってないんですよ。
去年「ゴッホ展」があったとき、すぐに行ったら、まあスゴイ人!!!!
人だらけでまともに絵が見られず、駆け足で通り過ぎる感じで、こりてしまいました。
だから、2月の、それも雪なんか降った日に行けばすいているんじゃないかと目論んでいるのですが。
(雪が降ったら、自分も外へ出られないのに!!)
by のすけの母 (2007-01-24 16:14) 

coco

のすけの母さん、こんにちは(^^♪
実は多分私『受胎告知』ウフィッツィ美術館で見たはずなんですが覚えてない・・・ツアーだったのもあって急いでまわって・・その時はボッティチェリの『プリマベーラ』や『ビーナスの誕生』に見とれてしまって時間が無かったのもあるかもしれません。だから是非見たいものです。本当、関東在住の方は沢山芸術を楽しむ場があっていいですね!!最近でいえば嫉妬してしまうのはサントリーホールがあること・・・(T_T)私も追っかけ関係上(笑)東京には結構行っているのにサントリーホールは一度も…(T_T)『受胎告知』6月まであるならその間名古屋まで来てくれたらいいのにぃ~~と新幹線での旅じゃないつ~~の(笑)
でも色々なことに造詣が深い母さま凄いです。私このブログやこのブログ関連で沢山勉強させてもらってます_(_^_)_
by coco (2007-01-24 17:12) 

daland

>のすけの母さん。こんばんは。
コメントありがとうございました。こちらにもコメントさせていただきます。
ダ・ヴィンチの情報ありがとうございます。知りませんでした。
関東圏に住んでいるものは全然知らないのです。こんなもんです。
(私も東京在住ではありませんが)

「受胎告知」たぶん二度と日本に来ないでしょうね。
NHK、朝日新聞がからんでいるので相当PRするでしょう。
会場も特別の展示室を用意するようですね。
HPを見てもモナリザが来たときは混んだぞ!覚悟して来いよと言ってます。相当な覚悟が必要かも知れません。
でも見たいですね。
by daland (2007-01-24 21:27) 

のすけの母

COCOさん、スゴイ!!ウフィッツィ美術館で見たってことは、イタリアへ行ったことがあるんですね!!
うらやましい!!!!
私は国外はおろか、国内だって飛行機未体験です(涙)。

サントリーホールも、私も一度でいいから行ってみたいです。
来日ものの大物アーティストをサントリーホールで聴いてみたいです。

私は造詣が深いというのではないんです。
なんでも興味を持ってしまうだけ。
「熱しやすく冷めやすい」「下手の横好き」なんです。
by のすけの母 (2007-01-24 23:43) 

のすけの母

dalandさん、こちらにもおいで下さりありがとうございます。
東京では、施設が充実し、そこでいろんな催しがあるでしょうから、全部を把握するのはムリでしょうね。
私のように地方にいれば、たとえば「エルミタージュ美術館展」なんて、大目玉中の大目玉ですから、情報が抜けることはありません。

人は……ただならぬくらいスゴイでしょうね。
桜の季節の上野公園の人の多さにたまげたことがありますが、その人たちがこぞって博物館へ来るんでしょうね。
覚悟!!
by のすけの母 (2007-01-24 23:51) 

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