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『本は、これから/池澤夏樹編』 [(そして絵も)]

音楽を中心に書こうと思ったこのブログに、即本のことも付け加えましたが、
最近全然本の話題がありません。
それは、読んでないのではなく、
読んだ本の記事を書く前に、また読み終え……ということが続き、
書こうと思った本が積んだままとなってしまいました。
せめて読んだ本のタイトルだけでも書いてお茶を濁そうかとも思いましたが、
あまりに芸がないので、それは即却下。
そんな中、最近読んだ『本は、これから』がなかなかにおもしろかったので、
せめてこれだけは記そうとPCを立ち上げました。

もともとこの本を読もうと思ったわけではなく、
内田樹さんで検索していたら、この本がひっかかり、
それで買った次第です。

つまり、今内田樹さんにはまっています。
以前、『下流志向』や『私家版・ユダヤ文化論』などを読んでおもしろいと思っていました。
ただ、本屋ではばをきかせている本には近寄らない主義なので、遠ざかっていたのです。
それが、たまたま『日本辺境論』を読んでしまい、つい『街場のメディア論』を手にとってしまったのがきっかけで、
堰が切れたように読み始めたのです。

同じ作家の本を続けて読むと、自分の考え方も影響されて考え方が偏るので、避けたいと思っていたのですが、
まあいいや、と。
いっそのこと、全部読んじゃえ、と。

で、『本は、これから』中の内田さんの「電子書籍はどこを読んでいるかわからない」というのは大いに納得。
もともと、紙の本か電子書籍かで、「誰ひとり〝書棚の意味〟について言及しない」(『街場のメディア論』)ということを読んだとき、これだ!!と快哉を叫んだものです。

このことについては、また書いていきたいので、後日。
(書けるといいなぁ)

ところで、『本は、これから』を読んで、幸福書房なんて本屋さんがあるんだと知り、今度東京に行くことがあったら是非のぞいてみたい!!と思いました。
一箱古本市とか追放本とか、なかなかに興味深かったです。

本は、これから (岩波新書)

本は、これから (岩波新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/11/20
  • メディア: 新書


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ゴーギャン展 [(そして絵も)]

今日の午後、金山まで足を伸ばしてボストン美術館へ行き、やっとゴーギャン展を見ることができました。
さすが土曜日の午後、思った通り人だかりの中、それでも、お目当ての「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」を見ることができました。

ゴーギャンを格別好きだというわけではありません。
むしろ、その暗さにうちのめされそうになることもあります。
ただ、それ故、なにか心に残ると言えるのかもしれません。
それに、福永武彦つながりで、名古屋で見ることができるのに、見ないわけにはいかないという気持ちでした。

いきなりの人だかり。
人の頭で見づらいし、前にもなかなか進まない。
それで、とにかく、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」だけでも見ようと、先を急ぎました。
そこは、こんではいたけれど、なんとか見られたので、
そこでしばらく見入っていました。


 

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だまし絵 [(そして絵も)]

今朝NHKの「日曜美術館」を見ました。
今名古屋市美術館で催されている〝視覚の魔術~だまし絵〟展のだまし絵が紹介されました。

正直、「だまし絵か……」と軽く思って、行く気は全然なかったのですが、
今日テレビを見て、これは行ってみようかと心変わりしてしまいました^^

ゴーギャン展もまだ行ってないし、
だまし絵展も行きたいし、
はたして両方行けるかな?

(珍しく連日更新……だから雨!?)


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モネ「印象 日の出」展 [(そして絵も)]

小学館の「週刊 日本の歳時記」がそろそろ終わりが見えてきたところ、
同じく小学館から「週刊 西洋絵画の巨匠」が発刊され……
もうこの手のものは買わないでおこうと思ってたのに、つい。

まず創刊号の「ゴッホ」は、190円だしということで買いました。
でも、全部は買うまい、好きな絵だけと思ったら、
第2号はモネ
続けて買ってしまいました。

表紙は「睡蓮」ですが、
私はなんてったって、「印象 日の出」です。
ドビュッシーのCDボックスになっていることも大きいのですが^^
http://shachinoie.blog.so-net.ne.jp/2007-02-26

090115モネ/日の出[1].jpg

(上は、名古屋市美術館にて購入。)

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小川三知のステンドグラス [(そして絵も)]

NHK「新日曜美術館」を見ていたら、見たことのあるステンドグラスが!!
以前「美の壺」でやっていた「和のステンドグラス」で出てきた小川三知の作品でした。
それで、ついつい見入ってしまいました。

日本画のモチーフを取り入れた小川三知のステンドグラスは、とても趣があります。
素材自体、和のものですが、
それだけでなく、光の取り入れ方が、和の家屋の特徴を生かしていて、
ガラスという西洋的なものなのに、和室にとても合うのです。

中でも、宮越正治邸のものは、素晴らしかったです。
外の景色も作品の一部としていて、その見事さといったらなかったです。
そして、一つ一つの作りの精緻さ。
本当に素晴らしいものでした。

 ところで、
ステンド=stained=よごした、着色した
というのを、初めて知りました。

 


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北斎展に行ってきました [(そして絵も)]

念願の北斎展へ。



有名な「冨嶽三十六景」だけでなく、いろんな版画や肉筆画がありました。
ただ、やはり何より好きな「神奈川沖浪裏」がお目当て。
実物を見ることができ、
これがドビュッシーに影響を与えたんだと思うと、
感慨深かったです。
前期後期で入れ替えということですが、出品目録を見ると、「東京のみ」とか「萩のみ」とかあって、全部見られなかったのが残念でした。
実は、百人一首がいいなと思ったのに、展示品が少なく、三分の一は「東京のみ」、三分の一は「萩のみ」でした。

後期になったら、また出かける予定です。


ちなみに、3月は、
美の壺展@ジェイアール名古屋タカシマヤ
岩合光昭写真展パンダ@松坂屋名古屋本店  (cocoさん、ありがとう!!)
と、楽しめます。

 


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北斎展に行きたい [(そして絵も)]

NHKの夕方の地元のニュースで、今開催中の「北斎展」についての紹介がされています。
昨日は、あの「冨嶽三十六景」をとりあげ、ドビュッシーの「海」の表紙になったことを紹介しがてら、BGMはもちろん「海」!!
俄然行きたくなってきました。
前売り券は購入済み。
前半と後半で入れ替えがあるというので、2枚です。
「海」を聴いて気分を高めて、いざ名古屋市美術館へ!!
(今度の週末にでも行けたらいいな)

 

それにしても、毎日寒いです。
今日は、実家の津が一日雪だったとか。
明日の名古屋は雪マーク……憂鬱です。

 


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「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 [(そして絵も)]

またドビュッシーです♪
火曜日の「ぴあのピア」で、初めに交響詩「海」が取り上げられていました。
なんと、初版楽譜の表紙は、北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」!!

またまた「ぴあのピア」のうけうりですが、
ドビュッシーはこの絵に感動して、
「海の物音 
海と空をへだてる曲線
それらの記憶が
私たちの外に広がり
音楽として聞こえてくるのです
それは己の内に
自らの和声を秘めています」
と感じ入ったとか。

私もこの絵は大好きです。
日本人のDNAからか、富士山には信仰のような思いがあります。
(東に向いていくとき、富士山が見えると幸運がおとずれると思いこんでいます!)
海の向こうに見える富士、
絶景のポイントは少なく、それも必ず見えるとも限りません。
だから、「冨嶽三十六景」の中でも、この「神奈川沖浪裏」が一番のお気に入りです。
こんな角度から一度でいいから見てみたいですが、かなづちの私にはかなわぬことです。




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「弥生、東京」その3~桜さくらサクラ [(そして絵も)]

この日の一番の目的は、山種美術館でした。
「受胎告知」も見たかったですが、絵自体への思い入れはそれほどあったわけではありません。
それよりも、山種美術館の方が、見てみたいと思う絵がそろっていそうでした。

九段下の駅から地上に上がると、そこは上野よりも人がごったかえしていました。
一瞬足がひるみましたが、北の丸公園を過ぎると、少し歩きやすくなり、地図をたよりに山種美術館へ向かいました。
そこでは「桜さくらサクラ・2007~花ひらく春~」という展示で、桜を描いた絵が所狭しと飾られていました。
なかなか素晴らしい絵が多く、中でも次の2点が気に入って、絵はがきも購入。
写真は、絵はがきを撮ったものです。

【稗田一穂/朧春】

桜をモチーフにする場合、夜桜というのは、やはり漆黒の中に薄ピンクが映えるからでしょうか、多いようです。この作品も、夜桜なのですが、背景が夜空ではなく山であり、水に浮かぶ月が桜を照らしているのがおもしろく、気に入りました。
(まったくの素人なので、感想につっこまないでください)

【石田武/吉野】

さっきも言ったように、夜桜が多い中、この絵は圧巻でした。
山のかなたの霞や手前の桜の微妙な色使いに、心惹かれました。
(やはり、まったくの素人なので、感想につっこまないでください)

他にも、奥村土牛の「吉野」や加山又造「夜桜」など素晴らしい作品を見ることができ、わざわざ足を伸ばして、本当によかったです。
グッズ売り場には、多くのおば様たちが品定めに夢中で(まあ、私もおばさんだけれど)、
割り入って吟味する勇気もなかったので、気に入った絵はがきを数枚買うにとどまりました。

その後、千鳥が淵へ。
桜を愛でながら散策する人の流れが絶えず、結構急ぎ足となりましたが、ここも満開になったらさぞかし美しいのでしょう。

今週末にでも、ここに来ることができれば、それはもう堪能できそうです。

その後、せっかくここまで来たからと、靖国神社にも行ってみました。
去年の秋一度行ったことがあるのですが、この日はまるで様子が違っていました。
露店だらけなのですから。

そうこうするうちに、この日の一番の目的地国立霞ヶ丘競技場へ向かう時間になりました。
九段下から地下鉄に乗って、青山一丁目で降り、そこから歩いて向かいました。

聞けば、ドラマなどでよく扱われるいちょう並木だとか。
ほとんどドラマを見ないので、そう言われてもピンときませんが、このいちょう並木は皆同じように剪定されていて、見事ですね。
今はまったく葉がないので、ここには秋に来てみたいと思いました。

 

 


 


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「弥生、東京」その1~「受胎告知」 [(そして絵も)]

いろいろな目的を果たすべく、東京へ行ってきました。
そこでのいろいろなことを早く記事にしてしまわないと、どんどん忘却の彼方へとなってしまうので、仕事の合間をぬって、こそこそ記事にしたためていきます。

私の母の話によれば、私は3月に生まれる予定だったらしく、「弥生」という名前を予定されていたのだそうです。
それが、予定より2週間ほど早く生まれてしまったために、やむなく「弥生」は却下され、つけられた名前は「○○子」。
今ならば、かえって珍しく日本的で良いと思うのですが、私と同世代に「子」で終わる名前はゴロゴロしています。
2月生まれでも「弥生」と名づけてほしかった、いや、それがだめならば「如月」でもいいじゃないかと、密かに母を恨めしく思ったこともあることは内緒です。
そんな弥生も終わるころ、東京へ。

第一の目的、それは「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」の「受胎告知」。
9時半からということで、なんとかそれまでに着こうと頑張ったものの、些か遅れてしまいました。

上野には美術館やら博物館やらたくさんあり、東京国立博物館へは初めて。
それで少々まごまごし、それに加えて朝から汗ばむ陽気。
時計を見ながら小走りすると、上着を脱ぎたくなるほどでした。
そして、9時35分到着。
開館からたったの5分ですよ。
もう長蛇の列!!

いや、これくらいは普通なのかもしれません。
なんせこの日は平日ですから。
休日であったならば、どれほどの人が訪れるのでしょうか。
とにかく、並び、ようやく館内へ。
そうすると、今度は、荷物チェックと金属探知機で検査です。
飛行機未経験の私ですが、去年のあいち万博で、初めて金属探知機を経験しました。
荷物チェックは、サッカー観戦で慣れっこです。
そうして、ようやく、「受胎告知」が見えてきました。
ジグザグの通路にして、少しずつ近づいて見えてくる工夫がされているのですが、
最前列の通路では、「立ち止まらないでください」という係員の声もむなしく、案の定渋滞。
いっこうに前へ進まず、後ろからは圧迫され、覚悟はしていましたが、ゆっくり絵を味わう余裕はありませんでした。
でも、いいのです。
飛行機に乗ったこのない私にとって、今見なければおそらく一生お目にかかれない絵を、この目で見られた、それで満足です。

でも、できれば、もう少しゆとりを持って見たかったですが、やはりこの東京においては、不可能なんでしょうね。

6月17日までやっているので、もう一度くらい東京へ行く機会があるかもしれません。

東京国立博物館の次は、上野の桜です。
この記事は、また次に。

 

 


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