「弥生、東京」その３～桜さくらサクラ [（そして絵も）]
この日の一番の目的は、山種美術館でした。
「受胎告知」も見たかったですが、絵自体への思い入れはそれほどあったわけではありません。
それよりも、山種美術館の方が、見てみたいと思う絵がそろっていそうでした。
九段下の駅から地上に上がると、そこは上野よりも人がごったかえしていました。
一瞬足がひるみましたが、北の丸公園を過ぎると、少し歩きやすくなり、地図をたよりに山種美術館へ向かいました。
そこでは「桜さくらサクラ・2007～花ひらく春～」という展示で、桜を描いた絵が所狭しと飾られていました。
なかなか素晴らしい絵が多く、中でも次の２点が気に入って、絵はがきも購入。
写真は、絵はがきを撮ったものです。
【稗田一穂／朧春】
桜をモチーフにする場合、夜桜というのは、やはり漆黒の中に薄ピンクが映えるからでしょうか、多いようです。この作品も、夜桜なのですが、背景が夜空ではなく山であり、水に浮かぶ月が桜を照らしているのがおもしろく、気に入りました。
（まったくの素人なので、感想につっこまないでください）
【石田武／吉野】
さっきも言ったように、夜桜が多い中、この絵は圧巻でした。
山のかなたの霞や手前の桜の微妙な色使いに、心惹かれました。
（やはり、まったくの素人なので、感想につっこまないでください）
他にも、奥村土牛の「吉野」や加山又造「夜桜」など素晴らしい作品を見ることができ、わざわざ足を伸ばして、本当によかったです。
グッズ売り場には、多くのおば様たちが品定めに夢中で（まあ、私もおばさんだけれど）、
割り入って吟味する勇気もなかったので、気に入った絵はがきを数枚買うにとどまりました。
その後、千鳥が淵へ。
桜を愛でながら散策する人の流れが絶えず、結構急ぎ足となりましたが、ここも満開になったらさぞかし美しいのでしょう。
今週末にでも、ここに来ることができれば、それはもう堪能できそうです。
その後、せっかくここまで来たからと、靖国神社にも行ってみました。
去年の秋一度行ったことがあるのですが、この日はまるで様子が違っていました。
露店だらけなのですから。
そうこうするうちに、この日の一番の目的地国立霞ヶ丘競技場へ向かう時間になりました。
九段下から地下鉄に乗って、青山一丁目で降り、そこから歩いて向かいました。
聞けば、ドラマなどでよく扱われるいちょう並木だとか。
ほとんどドラマを見ないので、そう言われてもピンときませんが、このいちょう並木は皆同じように剪定されていて、見事ですね。
今はまったく葉がないので、ここには秋に来てみたいと思いました。
私の方のブログで“今週末の大東京作戦”と書いてしまいました。もう過去形なんですね〜
山種美術館のビルには、去年もこの時期に何度も行きました。で、いちども覗いてません。たんに忙しいだけですが、いつでも見られる！という安心感がいけないんでしょうね。
でも、いろいろとよく歩かれましたね〜。良きことです。銀杏並木の道は絵画館前でしょうか？あそこの銀杏は青山通り方面から見たときのパースペクティブを強めるために、高さを変えてあるんですよ。ほとんど気付きませんけれど。真っ黄色の秋も、良いですよ。
by e-g-g (2007-03-29 13:18)
のすけの母さん、国立お疲れさまでした♪
昨日は残念ながら、前半しかテレビ観戦できませんでしたが、面白かったですね！家永の右足（！）には叫んじゃいました。ユース時代から一緒だった本田くんも刺激になったでしょうね。
さて、絵はどちらも素晴らしいですねー。空気感がたまりません。絵の中から匂いがしてきそう。こんな絵葉書もらったら、嬉しいだろーな。
by ポッチ (2007-03-29 13:36)
eguchiさん、こんばんは。
山種美術館の前の道は、とても気に入りました。
東京って、勝手にビルばかりで殺伐としていると思い込んでいます。
それだけに、この道路の趣は好きになりました。
山種美術館の展示品もよく、東京へ行く機会があれば、また行きたいと思っています。
で、あのいちょうの木、高さが変えてあるんですか！！
驚きです。
秋に行ければ行ってみたいと思います。
by のすけの母 (2007-03-29 23:34)
国立は、とっても寒かったです。
昼間の暑さがウソのようで、震えていました。
家長（永じゃないですよ！）が右足で決めたのには、ホント驚きました。
本田はさぞかし悔しがっているはずです。
でも、そういう悔しさこそ、彼が伸びる原動力。
そういう強さがある！と信じています。
絵はがきは、まだ他にも買ってきました。
美術館へ行くたびに絵はがきを買ってしまうので、どんどんたまってしまいます。
by のすけの母 (2007-03-29 23:49)
あちゃ！やっちゃった。
ちょうど、家永訴訟のことを記事にしようとしてたところだったので、つい・・・あ、ウソです。ごめんなさい。
家長選手およびファンの皆さま、申し訳ありませんでした。
家長・家永、本田・本多・・・気をつけねばなりませんね！
by ポッチ (2007-03-30 02:50)
さっき、ポッチさんのところにお邪魔したところです。
いつも訪問してくださったポッチさんにしばらく会えないのは残念ですが、またの日を心待ちにしております。
最後の記事は「家永訴訟」ですか！？
私のパソコンも「いえなが」とうつと、「家永」しか出てきません。
by のすけの母 (2007-03-30 10:38)