京菓子 [京都]
昨日気になる番組があったので録画しておきました。
BS2の「京菓子を遊ぶ」、15分番組でした。
BGMの一つがアディエマス。
京都の背景と意外に合うのも発見でした。
食べることだけではないという京菓子。
美しいもの・はかないもの・楽しいものなど京菓子にはそれぞれにこめられた意味があるというのです。
そして、〝本当の楽しみ方〟とは
庭を眺めて季節の移ろいを感じるが如く、お菓子を感じること。
南蛮船が伝えた白砂糖、
その高価な白砂糖を使った京菓子は、特権階級のものとして発展し、
貴族たちが和歌や絵画に表した季節を愛でる心でもって、
京菓子にも季節を映す工夫を凝らしてきたのだそうです。
そして、〝京菓子は三回楽しむ〟とのこと。
①目で楽しむ
②耳で楽しみ
これは、京菓子の銘でイメージをふくらませるとのこと。
京菓子に季節を刻む、その方法の一つが和歌で、
和歌と京菓子で一つの世界を作り上げているのが、なんとも趣きがあります。
③口で楽しむ
まさしく、京菓子は季節をうたう日本人の感性が作り上げた芸術であり、
日本の美の心を映すものです。
上生菓子はデザインのエッセンスですね。
きわめて勉強になります。
対して江戸菓子は腹持ちの良いことが条件。
だから大福餅もお団子も大きい。
江戸時代の職人たちの大事なエネルギー源だったんですね。
by e-g-g (2007-10-25 15:57)
東京という忙しい場所で 良いものを 良い と思うには ゆとりが要りますけど、
京都にいると、京菓子や生菓子の良さを自然に感じそうですね。伝統が静かに残っているからでしょうか。
こういう芸術品に逢う時、日本人でよかったと思ったりします。
by JF (2007-10-26 00:28)
e-g-gさん、こんばんは。
腹持ちのよいお菓子も、もちろんGOOD!!
人間が生きていく上で、どちらが上等かといえば、言わずもがな。
でも、そこに〝美〟を求めていくと、京菓子の優雅さに及ぶものはないと思います。
by のすけの母 (2007-10-26 20:27)
JFさん、こんばんは。
JFさんは東京にお住まいなのですね。
東京のせわしさも、結構うらやましくもあります。
和菓子の美しさを堪能できる日本人であって、私もよかったと思います!!
by のすけの母 (2007-10-26 20:31)