SSブログ

シルヴィ・ギエムの「ボレロ」 [ラヴェル]

待ちに待った昨日の朝、よりによってひどい頭痛。
持病の偏頭痛です。
こんな日は、外出を避け、おさまるまで休むところですが、
シルヴィ・ギエムの「ボレロ」を見るため、出かけました。

 

 

バレエを見るのも初めて。
いつも出かける芸文の、大ホールも初めて。
はるか上の席なので(それでも決してお安くない席!)、オペラグラスも買いました。

お目当てはもちろんシルヴィ・ギエムの「ボレロ」ですが、
「中国の不思議な役人」も、妖しいストーリーがよく表現されてて、楽しめました。

で、シルヴィ・ギエムの「ボレロ」です。
なんなんだろう!?
これは、バレエ!?
いや、単にダンスというのもふさわしくないし……
これはもう〝シルヴィ・ギエムの「ボレロ」〟としか言い得ない!!

美しい、実に美しい!!
腕の関節がないかのようなしなやかさ、そして、指先まで張り詰めた緊張感。
指先からオーラが出ているように魅了されました。

ラヴェルの「ボレロ」は、
普段はもっぱら耳から堪能していましたが、
この夜初めて目からも堪能しました。

そういえば、カーテンコールなんてのも初めての体験。
何度も出てきてくれたシルヴィ・ギエムに感激。

1月31日(日)18:00 愛知県芸術劇場大ホール
「ギリシャの踊り」
「中国の不思議な役人」
「ボレロ」
シルヴィ・ギエム/東京バレエ団

 


nice!(2)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 2

コメント 8

coco

母さまはどのお席かなーと思いながら楽しんでおりました。
上野水香さんほか東京バレエ団の皆さん素晴らしかったですね。

そして、ギエムの『ボレロ』は本当に美しかったですね!
そのしなやかな動きのひとつひとつが芸術だと思いました。
観音様がおどっているようでもあり...鳥肌がたちました。
暗転から彼女が現れた瞬間から既に目に涙が...

映画『愛と哀しみのボレロ』のジョルジュ・ドン』の踊りで音楽
以外の『ボレロ』を初めて経験したのですが、あの赤い円卓上で
踊る姿を思い出し、彼の『ボレロ』も生で観たかったと思って
いました。
by coco (2009-02-02 08:45) 

クララ

いいなぁ!
私にとってギエムは、まだDVDの中での人。
天才が努力するとこうなるのよ、というのを
見せ続けている人だと思います。
人間じゃない。そう思わせる強靭な肉体と努力には、
いつも感服させられます。(えらそーだけど)笑
by クララ (2009-02-02 20:23) 

のすけの母

cocoさんは、前の方で見られたんですか?
私はずいぶん上の方からで、出かける前は、雰囲気だけでも味わえればと思ってたんですが、あんな上からでも十分シルヴィ・ギエムの美しさを堪能でき、大満足です!!

「観音様」というのは、まさしくそうですね。
男とか女とかを超えた美!!
本当によかったです。
by のすけの母 (2009-02-03 22:20) 

のすけの母

クララさんは、私よりずっとずっと美的感覚に優れていらっしゃるから、本当は私なんかよりクララさんの方が見るべきなんでしょうけれど……。
でも、そんな素人の私でも、素人なりに大感激でした。
強靱でしなやか、弛緩しているようで芯は緊張している、なんともいえない美でした。
by のすけの母 (2009-02-03 22:22) 

きむきむ

こんばんは。お久しぶりです。
ギエムのボレロ、私も何年か前に見ました。
ギエムをどうしても見ておきたかったのです。
バレエは、ほとんど観たことがなかったのですが、まさに肉体芸術だと思いました。

のすけの母さんは、チェロを習っておいでなんですね。
私も8年ほど前からヴィオラを習っているんですが、なかなかうまく弾けません。母さんはピアノもなさってたから、指を早く動かすことについては問題ないんでしょうね。私はできないんです。

アマデウス、チェロ、のだめ、、、母さんと、好みがよく似ています。今年も楽しみに読ませていただきますね。
by きむきむ (2009-02-05 01:50) 

木曽のあばら屋

こんにちは。
いいですねー、私もギエムの「ボレロ」ナマで見たいです。
うらやましい・・・。

ベジャールの「ボレロ」は、
全く同じ振り付けで男性も女性も踊りますね。
こういう作品は珍しい、ですよね・・・?
by 木曽のあばら屋 (2009-02-06 23:05) 

のすけの母

きむきむさん、ご無沙汰です。

バレエ自体初めての私が、初めて見るバレエがギエムというのはもったいないことです。
でも、本当に見られてよかったと、いまだ感動がおさまっていません。

ところで、チェロですが……
もうずっと触れずにいます。
仕事を持ち帰ることも多く、どうしても時間がとれないのです。
ピアノも同様。

きむきむさんは、ヴィオラがんばって続けてくださいね!!
by のすけの母 (2009-02-07 22:16) 

のすけの母

木曽さん、こんばんは。
ギエムの「ボレロ」は、上にも書いたのですが、男とか女とかを超えた美ですね。
だから、男性でも女性でも同じ振り付けなんでしょうね。
まるで、神話の世界みたいです。

バレエはまったくの初心者なので、こういう作品が他にあるとかないとか、まったくわからないのですが、とにかくこの「ボレロ」は素晴らしいですね!!

by のすけの母 (2009-02-07 22:20) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。