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熟語の仮名書きは気持ち悪い [その他の日記]

テレビニュースで字幕が出るのは、最近では本当に当たり前のことになっています。
それはいいのですが、相変わらず常用漢字以外は仮名書きにするということに抵抗を感じます。
今朝も、「対じ」「一気かせい」というのを見ました。
音声を聞き逃し、字幕だけ見たら、逆になんのことやら?となりそうなものです。
「対峙」「一気呵成」としても、「峙」「呵」は旁(つくり)の音から推測できそうなものだし、
書けなくても読めそうな漢字ですし、
よしんば知らない漢字や言葉だとしても、それをきっかけに辞書を引けば語彙も豊かになります。
最低でも、ふりがな付きで漢字表記してほしいものです。

ちなみに、
「峙」……そばだつ。
「呵」……息を吐く。


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コメント 7

珍言亭ムジクス

所謂「混ぜ書き」というものですね。
新聞やテレビで常用漢字に囚われた混ぜ書きを目にするとイライラします。
文字で書かれた日本語を壊してしまうという意識はないのだろうか・・・常用漢字以外を使わない愚かさには呆れるばかりです。

一体われわれは日常生活の読み書きで、常用漢字かどうかに意識を働かせているとでもいうのだろうか?
大概は文章の目的・用途・対象などによって使う漢字を取捨選択し、必要と判断したら読みを併記したり敢えて仮名書きにしたりしている。
混ぜ書きは混乱を招くことはあっても、文章理解の助けになることなどない。
「対峙」「一気呵成」が「対じ」「一気かせい」となっているのなど見たくないし、しかも「一気呵成」は四字熟語でなくなってしまうのだ。
「覚醒剤」で捕まる人が後を絶たないが、これも「覚せい剤」だそうです、阿呆な混ぜ書きメディアにかかると(^^;

こうやって美(うま)しき日本語の文章は破壊されていくのでしょうか?
「正仮名遣ひ」までお勧めしたいところをじっと我慢しながら、最低ラインとして「混ぜ書きは日本語を紊乱(びん乱(^^;)することになるので良くない」ということを義務教育でしっかり教えるのがよろしいと思います。

「峙」は「そばだつ」ですか、知らなかった。
「山」「寺」なので「和尚さん」のことかと・・・いえ、何も言ってません(^^)

by 珍言亭ムジクス (2010-09-16 14:38) 

のすけの母

日本人は、漢字も平仮名も片仮名も、そしてアルファベットも駆使できる恩恵にあずかっています。
それぞれの文字に一長一短あって、その長所をいかせれば、日本人の言語活動はとても豊かになるはずです。
漢字は、たとえ書けなくても、見ることでおよその意味がつかめます。
だから、「一気呵成」でも、読み仮名を振ればすむところです。
なぜ、わざわざ「一気かせい」とするのか。
視聴者をバカにしているのでしょうか。

「正仮名遣ひ」までは駆使できないので、珍言亭ムジクスさんには合わす顔がありませんが……
by のすけの母 (2010-09-16 14:51) 

美月

こんばんは。
さっきニュースをチラと見たら、「ちゅうちょ」と出ていて、
「ちょうちょ?」と思ってしまいました(^^;
「躊躇」「蝶々」漢字で書いた方がよっぽどよくわかるのになぁ。
子どもの頃、読めない漢字が出てくると、辞書を調べて、
読みと意味を知る、これは快感を伴う喜びでした。
(と言っても、今も漢字は苦手ですが・・・(汗
最近の子どもは辞書を使いませんね。漢和辞典の使い方を
知っている子はあまりいないだろうと思います。
by 美月 (2010-09-16 22:33) 

のすけの母

なんでも慣れだと思います。
漢和辞典も、思い立ったらその都度使うようにしていると、自然と指が「木偏」や「草冠」の場所を覚え、案外さっと探せるようになるんですが。
今はなんでもネットで検索する時代なので、そぐわないのかも。

「ちゅうちょ」ですか……おっしゃるとおり、漢字で書いた方がずっとわかりやすいですね。
そんな字幕なら、むしろない方がいいと思うのですが。
by のすけの母 (2010-09-17 03:34) 

e-g-g

漢字から意味を感じ取る、この特技?が失われていくようですね。
昨日、NHK TVの『クイズ日本GO!』(タイトルはちょっとあやふやです)で、
鬱の字を取り上げていました。
物事の盛んな様(鬱蒼とか)という意味が薄れて、
「憂鬱」の方ばかり広まっている、ということでしたが、
それもこれも「鬱」だからその先の意味に進めるというもの、
「うつ」では、そこでおしまいですね。
(でも、実に難しい文字でした)))

by e-g-g (2010-09-17 19:14) 

のすけの母

「みんなでニホンGO」ですね。
毎週見ています。
昨夜のは録画して、まだ見ていません。
これから見ましょう。

「鬱」の字義も、今は「鬱病」が多いので、そっちの意味でしか知られないのでしょうね。
「鬱」は書けますが、「竃」とかは難しいです。
by のすけの母 (2010-09-17 22:14) 

匿名希望

確かに交ぜ書きが多いですね。特に「子供」が「子ども」と書かれているのを非常によく見かけます。
「供」は「お供え物」や「大人の付随物」等のイメージがありますが、それでも常用漢字であることには変わりないので「子供」と書いてほしいです。
マイナスイメージばかりで子供達の学力の低下等が心配です。他にも「随分」が「ずい分」と書かれていたり、「普段」が「ふだん」と書いてあったりもします。
それから、「醒」「拳」等は常用漢字にしてほしいです。これらが常用漢字として登録されない限り「覚せい剤」「けん銃」という表記が続くことになります。
子供達の学力向上を考えるのであれば常用漢字をもっと増やすべきでしょう。
同時に常用漢字と常用外の組み合わせを減らしていただけると光栄です。
by 匿名希望 (2011-01-17 18:39) 

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